2020年、ホースメッセ
先日、ホースメッセに行ってきました。今回のホースメッセでは、将来ホースマンを目指すための学校法人などが多数出展していました。今、馬関係では担い手が足りていません。最大手の生産牧場でさえ東南アジアなどの海外の人材に頼っているのが現状です。中小の牧場となると、それに拍車がかかるのではないでしょうか。
馬に関する仕事といえば早起き。午前1時~午前1時半頃に作業を始め、午前2時から調教スタートし、手入れ時間も入れて、1頭当たり約2時間かかるとのことです。ひとりの厩務員はだいたい3頭担当していて、午前8時に朝の作業がひと段落します。その後、休憩などもあるそうですが、雑務も多く厳しいイメージを持たれる人が多いので人材不足に陥っています。その課題を解決するにはまず、
「馬が好き」な人を増やす。
一言で片付けることは出来ませんが、結局のところここに辿りつきます。馬が好きな人をどのようにして増やし、馬に関わる仕事に興味を持ってもらえるか。そして、これからの馬業界ではそれが男性だからとか、女性だからとか関係なく馬が好きな「良い人材」が求められていくように感じます。今までは男性の多い職場でしたが、これからは間違いなく女性が多く活躍するようになると感じています。それは生産、育成、調教、乗馬倶楽部など多岐に及ぶと思います。また、最大手の牧場では女性でも扱いやすい馬づくりにも取り組んでいます。
そのような背景もあり、私の場合は直接馬と接する立場ではありませんが、馬に会って触れ合ってみたいという人、馬が好きという人をどれだけ増やすことができるかというテーマを今後も引き続き追求したい。今回ホースメッセに行き、改めてそのように感じました。