馬について
フリージアンホース
フリージアンホースとは、ヨーロッパ森林馬の交配種でオランダ北部、フリースラント州が原産地とされています。つややかで漆黒の青毛(全身真っ黒で最も黒い毛色のこと)を持ち、長いたてがみと尾、引き締まった筋肉ボディが古代ギリシャの彫像のように美しいと言われています。
クライズデール
クライズデールはイギリスのスコットランド地方が原産の重種で1800年代にスコットランドの在来馬の牝馬にフランダースの牡馬を交配することによって成立しました。クライズデールは馬車馬としてやビールなどの荷物の運搬用として活躍しており、19世紀後半から20世紀前半にはオーストラリアやニュージーランドを中心に何千頭もの馬が各国へ輸出され人気を博しました。
シャイヤー
シャイヤーは、馬の品種の1つで重種に分類されるイギリス原産の馬で、非常に大型の馬体と強い力、脚の球節部分のふさふさが特徴的です。気性は大変おとなしいのが特徴です。原産国はイギリスですが、ヨーロッパ大陸のの大型馬に由来しています。
ペルシュロン
フランス、ペルシュ地方原産の重種馬です。古くはこの地方に生産される重格な馬にアラブその他の東洋種が交配され,重乗馬,軽輓馬として改良されましたが、フランスの農地開墾事業やアメリカの農地開発などから農馬の必要性が高まり重格化されました。小型のものと大型のものがあり、小型は多くは葦毛で輓用型、大型のものはアメリカ輸出向けにつくり上げられたもので毛色は青毛の重格農用馬です。
ハノーバー
力強さ、美しさ、気性、俊敏さ、どれをとっても最高峰に位置する名馬種といえ、中間種の乗用馬として世界中の障害馬術や馬場馬術などの馬術大会で活躍しています。
パソフィノ
品種名のパソは歩みを意味しています。タカタカタカタカタカと小刻みなステップで速歩をする珍しい馬で、軽快なその歩様はまるで馬のタップダンスのようです。
イングリッシュサラブレッド
18世紀初頭のイギリスで、速く走ることを目的としてアラブ種やハンター種から品種改良されて生み出されました。もともとは狩猟に用いられた馬種ですが、今では主に競走用に育てられています。長くて、筋肉質の四肢が素早く走ることを可能にしています。引き締まった筋肉やスマートな体型は、人類が生み出した最高芸術と評されるほどの美しさです。
アラブ
現存する馬の改良種の中で最初に確立した品種とされています。サラブレッドよりは小柄で華奢な体躯で、速力もサラブレッドには劣りますが、耐候性や耐久性に優れています。もともとサラブレッドはこのアラブを元にイギリスやその他の在来馬と掛け合わせて作られた品種とされています。
ピントホース
もともとはスペイン原産の品種がアメリカへ持ち込まれ、品種改良されたと言われています。英語では「pinto(ピント)」または「paint(ペイント)」と書かれていることがあり、まだら模様の毛色のことを「ピント」といいます。
オルロフ・トロッター
トロットとは速歩のことをいい、トロッターは、速歩の得意な馬、あるいはそのような馬の品種です。また、速歩馬の中でも特に斜対歩の得意な馬を指す場合もあります。ロシア伝統の血種オルロフ・トロッターは、毛並が滑らかでとても美しい馬です。
シェットランドポニー
シェトランドポニーはイギリスの北方にあるシェトランド諸島が原産の小型の馬です。毛色は灰色や青みがかった灰色、茶色、黒色、白色などのほか、ブチ模様なども見られ、さまざまです。現在は子ども用の乗馬や、ショーなどを目的にアメリカなどではかなりの数のシェトランドポニーが飼育されています。気性、性質は穏やかで優しく、動物園などでも人気者です。
ウェルシュポニー
イギリス、ウェールズ地方のの山地や荒野に生息していた野生のポニーを祖先とすると言われています。大きな目、ぴんと立った小さな耳は愛くるしさを感じます。体躯は幅がありますがコンパクトで、骨と身の充実した脚部は短く強靭です。 性質は活発で知的で温和で、子供の乗馬にも適しています。
馬の性質とちょっと気をつけたい馬の行動。